中古車の陸送費用はどのくらい?購入した車の陸送を安く抑える方法
最近では個人売買などで自動車やバイクを購入する方が増えてきました。
スマホが普及する前までは、車やバイクはディーラーや販売店から購入する人が大半でしたが、お店を通さないことで手数料を安く抑えて購入出来る時代になりました。
ネットや個人売買で中古車を購入した際に大きな出費となるのが「陸送費用」です。
しかし、「陸送費」や「輸送費」など名前が違っており、戸惑われる方もいらっしゃるかと思います。
ここでは、そんな違いや、輸送・陸送費用の相場について説明していきます。
ちなみに現役中古車査定士をしている査定マンの働いている、中古車買取り業界や自動車業界では車を運ぶ=「陸送」という言い方をします。
「陸送費」と「輸送費」の呼び方の違いは?
・陸送費:陸上を輸送することにかかる費用(車両未登録の車を運転して購入者の所へ運ぶなど)
・車を積むことが出来る「積載車両」
・タイヤを持ち上げて運ぶ「レッカー車」
・人が運転で運ぶ「自走」
が挙げられます。
・ 輸送費:車を船舶などの手段を用いて、陸上以外の輸送手段で移動させることにかかる費用
簡単に言えば「陸送費」は近隣から、「輸送費」は遠方から車を移動させる時に発生する費用です。
遠くから車を運ぶ際は実費と呼ばれる費用「洗車代」・「ガソリン代」・「登録費用」などが追加になる場合があるので、注意してください!!
費用相場について
おおよそ下記が費用の相場になります。
* 県内:1~3万円
* 県外:3~10万円
特に県外から輸送してくる場合はとても大きな出費になりますので、どれくらいの費用がかかるのか確認しておきましょう。
上記は一般の人が陸送会社に頼んだ場合の費用になります。
査定マンのような車を扱う法人は陸送会社と契約を結んでいるため、
・県内:3千円~5千円
・県外:1万円~2万円
上記くらいで対応をしてくれることが多いです。
ポイントとしては法人は車を沢山扱うため、一気に運べるためコストが下がる。一般の方の場合は1台で運ぶのでコストが高い。というイメージです。
時間に余裕があれば、急がないので他の車輌と合わせて依頼をかけることでコストを安く出来るかもしれませんので、一度陸送会社に確認をしてみましょう。
費用が変動する原因
相場を見ていただくと、費用に幅があることがお分かりだと思います。
この陸送費が変動する原因としては、2つです。
・陸送方法
・経路の違い
それぞれ以下に分けて説明していきます。
【陸送方法】
陸送の場合は大きく分けて3種類あります。
1.陸送専門の業者:大型車で何台も一気に陸送する方法→安
2.レッカー業者:小型車で1台をピックアップして陸送する方法→高
3.自走業者:自走会社の担当者が車に乗り自走で運ぶ→中
販売店≒レッカー業者>陸送専門業者のように金額が異なるケースが多いです。
やはりレッカーや自走業者のように1台=1人で対応しなくてはならない場合は高額になるケースが多く、他の車輌と合わせて乗り合いのような形で運ぶケースは安くなります。
【経路による違い】
もちろん運ぶルートによってもコストが変わってきます。
簡単に言うと船に乗るのか?船に乗らずに行くのか?ということです。
場所によるので一概には言えませんが、
基本的には
・船で車を運ぶ→高
・積載車で車を運ぶ→安
となります。大量の車を一気に船で運ぶ場合は安くなるケースもありますが、
船を経由する経路を使っていると高額になるケースが圧倒的に高いです。
なので、県外からの輸送は必然的に近隣地域から運搬するよりも高額になり、さらに船などで輸送するとその費用が上乗せされるため、どうしても金額が跳ね上がってしまいます。
まとめ 陸送をやすく抑える方法
・時間に余裕のある中古車取引をする
・陸送業者は大型車で何台も載せれる積載車を持っている業者を選ぶ
・遠方の場合はレッカーや、自走の業者に陸送を依頼するのはNG
・中古車の購入は極力近隣の県から行うとGOOD
いかがでしたか?
陸送と行っても様々な種類があるので聞いたことがない事も多々あったかと思います。せっかくカッコイイ中古車を購入しても陸送費用に10万円もかけるのはもったいないですよね?
極力知恵を使って安く陸送の手配をしてみてください。
10万円あればナビもETCもつけれるのでもったいないです。
査定マンがよく陸送業者にお願いをする際に言うことは、
お金が1万円しかないんですが、これでなんとかお願いできませんか?
と正直に言っています。陸送会社も対応は悪い会社が多いですが、中にはいい人もいるので、引き受けてくれる場合もあるので、裏技として一度使ってみてください。