今までの軽自動車の名義変更に必要なものとは?
軽自動車の名義変更で必要なものは、
・車検証
・自賠責保険証書
・申請依頼書(認印必須)
でした。
2020年12月に車を扱う事業者に対し、令和3年1月4日(月)から軽自動車検査協会から軽自動車の名義変更に必要な書類を変更します。と通達がありました。
そ
軽自動車の名義変更書類が変更になった点とは?
軽自動車の名義変更で変更になった書類ですが、
申請依頼書に「押印」が必要なくなりました。
それだけ?と思った方もいるともいますが、
それだけです。
今まで印鑑が必要だった部分が不要になるので、
中古車販売店や、中古車買取店は楽になります。
中古車査定士をしている査定マンも実際に回収する書類が楽になりました。
名義変更書類が変わった事による重大なデメリットとは?
これは考えたら誰でも分かると思いますが、
・勝手に人の名義を変えられてしまう。
という問題が出てきます。
今までも軽自動車の名義変更に必要な「申請依頼書」は認印で良かったので、
100円均一などで所有者の名前の印鑑を買えば対応できたので、
印鑑をたくさんもっている業者も存在するのは確かですが、
これからは印鑑が不要なので、勝手に名義を変えて販売ができてしまう。
ということが可能になります。
どういった場合に困るかというと、
人の軽自動車を借りるOR盗んで、名義変更を陸運局に行き行い、
中古車査定を依頼して売却する。
これをすれば中古車査定士は本人の車だと思って購入してしまいます。
もちろん名義変更の形跡をたどれば犯人には行き着きますが、
可能性としてはありえると思います。
ちなみに400CC以上のバイクの場合も今までは、
「譲渡証明書」(押印あり)のものが必要でしたが、
「押印なし」で名義変更可能になりました。
必要書類が変更になった背景
これは「規制改革実施計画」等で、押印や紙書面の提出を求めているものについて、
制度の見直しを行っている関係です。
旗をふっているのは国土交通省という団体になります。
なぜ印鑑をなくしていこうと考えているのか?
査定マンの勝手な考察だと、
今後日本は電子化が進み、マイナンバーカード、キャッシュレスを勧めている中で、
印鑑だけ紙に押して保管をするというのはナンセンスだと政府が感じた。
ということだと思います。
ゆくゆくは免許証や保険証、印鑑がすべてマイナンバーカードに集約されて、
そのカードさえあれば手続きが出来る世の中になりそうな気がします。
でもすべての個人情報を政府や国に開示しなくてはならないというのは個人的には、
怖いと思っています。
なので査定マンはマイナンバーカードにせずに未だに通知カードを持っています。
マナカ?だったかな?
ポイントがもらえる施策をやっているけど、個人情報を守る。という意味で、
ささやかな反乱を起こしています。
これから軽自動車、バイクを売却する人は、
手続きが楽になったので、個人オークションや流行っているメルカリなんかで、
売却するのも簡単になるかもしれませんね!!