中古車をカーセンサーなどのサイトから探すときの3つのポイント
中古車をカーセンサーなどのサイトから探すときの3つのポイント
はじめに、中古車は低価格で購入できるという魅力があるので、乗り換えの際中古車を検討される方が多いと思います。
中古車査定士をしている査定マンも車は新車ではなく、中古車しか購入したことがありません。
理由は、新車は車の価値が落ちるのが早く、売却する際に損をする場合が多いためです。
日本の車であればそこまで金額が落ちることはありませんが、中古車を購入した場合に比べると、売却すときの金額の下落はショックなものです。
外車に関しては、新車で購入した瞬間から車の価値は半分に下がります。
なので後々の売却も考えるのであれば、中古車を購入することをおすすめします。
車を購入するのが初めてで選び方がよくわからないという方は多いと思いますので、基本的な情報ですが、カーセンサーなどの中古車サイトから車の選び方のポイントを3つご紹介します。ぜひ中古車選びの参考にしてみてください。
中古車を探すときの3つのポイント
中古車を探す際に基準となるポイントを3つご紹介します。
走行距離
走行距離は、以前中古車に乗っていた人がどのような乗り方をしていたのかを知る手掛かりになります。
走行距離が短ければ価格は高くなり、長ければ価格は安くなりますが、単に距離が短ければ良いというわけではありません。走行距離の目安は、1年=1㎞と言われています。
「5年落ちなのに走行距離は1万㎞」のような極端に走行距離が短い車は、メンテナンスがされていない可能性があるため、部品のサビや劣化に注意する必要があります。走行距離を選ぶときの指標は以下の通りです。
・「新しくて綺麗な車が欲しい」という場合は3~4万㎞
・「状態も価格も程々のものが欲しい」という場合は5~7万㎞
・「価格が安い車が欲しい」という場合は、走行距離8~12㎞
ちなみに、走行距離が短いのは危険と書きましたが、車検をきちんと通している履歴があれば問題ありません。メンテナンスノートに車検を受けた履歴が載っているので、確認するようにしてみましょう。
10万キロを超えた車は危ない。とよく言いますが、最近の車は10万キロを超えても問題ない車が多いです。
例えばトヨタのプリウスなんかは、メンテナンスを行っていれば問題なく20万キロは走ります。ミニバン系(アルファード、ヴェルファイア等)やSUV(CX-5、CHR等)のような車も10万キロを超えていても体感的には問題がないです。
軽自動車は軽トラを覗いて危ないので、軽自動車の10万キロ超えの購入はNGです。
年式
状態の良い車が欲しい場合は、できるだけ年式が新しい車を選ぶと良いと思います。
おすすめは、3年落ち、5年落ち、7年落ちの車です。
これらの時期は車検で手放す人が多く、在庫が増えるためリーズナブルな価格で購入しやすくなります。
・「状態の良い車が欲しい」という場合は3年落ち
・「状態も価格もほどほどの車が欲しい」という場合は5年落ち
・「価格が安い車が欲しい」という場合は7年落ち
年式から探す際の裏技ですが、
上記のように3年落ち、5年落ちなどを探すと、車検まで乗ってから売却されているので、車検が切れている状態の車がほぼ100%です。
車検代は意外に10万円~20万円かかることが多いので、購入する際は地味に痛い出費ですよね?
そこで、あえて1年、2年、4年落ちの車をカーセンサーなどのサイトから検索することで、車検が残った状態で販売されている可能性が高まるので、車検代の出費を抑えることができます。
査定マンも車を購入する場合は必ず車検の付いた車を探して出費を抑えるようにしています。
グレード
グレードとは、同一の車で装備や性能の違いによる等級のことです。グレードが変わると、外観や機能、装備、燃費などが変わってきます。
欲しい車があって予算が決まっている場合には、グレードはあまり気にしなくて良いと思いますが、
査定士の立場からお伝えすると、売却するときのことを考えると、グレードは出来る限り高いグレードがおすすめです。
なぜなら、低いグレードだと金額の下落が大きく、売却する場合に損をすることが多くなります。
逆に高いグレードを購入しておくと売却時に金額が下がりにくいのでGOODです。
特にグレードで要注意は、「ガソリンORハイブリッド」、「メーカーナビOR社外ナビ}、「サンルーフ付、サンルーフなし」などは買取金額に大きく関わってくるので、
上記を装着されているグレードがある場合はそちらを検討されることをおすすめします。
・予算が決まっていればグレードは気にしない
・売却の事も考えるとグレードは高いものがオススメ(金額が落ちにくい)
まとめ
中古車の選び方を3つご紹介しました。
中古車を選ぶときは、
・走行距離
・年式
・グレード
を確認して予算にあった車を探しましょう。
1点気にしてほしいのが、事故車(修復歴車)もある。ということです。
購入する際は必ず販売店に「事故車ですか?」と聞くようにしましょう。
販売店は必ず把握をする必要がありますが、販売店も事故車かどうか不明な場合もあるので、書面で証明書を発行してもらうことが重要です。
査定マンとしては、
事故車「修復歴車」である場合は車の価格が30万円程度下がることが多いので、
前方や横の事故でなければ問題ないと思います。
後ろのトランク部分を少し直したくらいであれば金額的にも安くなるので、
検討してみるのも有りかと!
あなたが良い車を安く購入できることを願ってます。