ドライブレコーダーは車の買取金額に影響する?おすすめの対応方法
ドライブレコーダーが中古車買取の際の査定金額に影響するかどうか?という点ですが、結論から言うと、影響します。
ただし、金額に響くドライブレコーダーには条件があります。
年間1,000台の車を査定買取を行っている、現役中古車査定士の査定マンが経験に基づく内容をお伝えします。
あなたの中古車売却のお役にたてると嬉しいです。
ドライブレコーダーの役割とは?
最近高齢者の交通事故や、あおり運転のニュースを見かけませんか?
自分自身が運転に気を付けていても被害者になる可能性があるのが車の運転です。
そんなときに活躍するのが、ドライブレコーダーです。
いざというときの証拠や、危険な運転の抑止力になってくれます。
まず、簡単に「ドライブレコーダーのメリット」を3つご紹介します。是非参考にしてみてください。
①交通事故や当て逃げなどの証拠映像を残せる
ドライブレコーダーの一番のメリットは、事故や当て逃げなどの証拠を残せることですね。事故に遭ったときに、証拠映像としてドライブレコーダーの映像を提出することで、事故の原因が特定出来るため、自分の身を守ることができます。
先日ニュースで交通事故で、ウインカーを出さずに車線を変更され、衝突事故が起こったときにその証拠映像を提出したことで、自分に過失がないことを証明できた事例がありました。
また、駐車場などで車に乗っていない時に当て逃げなどの被害にあった際に、証拠映像を提出することで犯人を特定しやすくなります。
②危険な運転を防止できる
先程説明した証拠を残すのはもちろんのこと、あおり運転や幅寄せ運転などの危険な運転を防止するのにも有効です。
カメラをアピールしたり、カメラを取り付けていることをアピールできるステッカーを貼ることで、危険な運転を防止できます。
無謀な運転をする人が多いので、何かあれば警察に相談します。という警告を出しておくのは大切です。
③保険料が割引される場合がある
一部の保険会社では、ドライブレコーダーを取り付けると、保険料を割引してくれるところがあります。
私の知っているところでは損害保険ジャパン(損保ジャパン)などは積極的にドライブレコーダーを推奨し、事故率低下活動を行っています。
実は、保険会社のドライブレコーダーは、危険を察知したときに自動で通報してくれる機能やGPS、運転を数値化する機能が付いており価格以外のメリットもあります。
ただし、ドライブレコーダーの機種が指定されている場合もあるので注意しましょう。
もし迷ったら、割引をしてくれる保険会社を選ぶというのも一つの手かもしれません。
ドライブレコーダーで査定額がUPするケースとは?
冒頭の結論のところで、「金額に響くドライブレコーダーには条件があります。」
とお伝えしたと思います。
金額に響くドライブレコーダーとは・・・。
ずばり、メーカーORディーラー純正品である。ということです。
は?と思われた方もいるかも知れませんが、
ドライブレコーダーがメーカーやディーラーの純正品だった場合は、
査定金額がUPします。大体2万円程度はUPすると考えておいて良いと思います。
逆に査定時にメーカーORディーラーのドライブレコーダーを付けていたのにも関わらず、買取が決まったあとに外した場合は減額となります。
ちなみにそれ以外の社外で購入したドライブレコーダーに関しては、
査定金額にほとんど響きません。響いたとしても1千円~2千円くらいです。(気持ち程度)
購入するときは1万円~3万円くらい出して購入したのに売るときは1千円ですよ?
もったいないですよね?
なので、社外の製品が付いている場合はドライブレコーダーを外してもOKです。
外して乗り換える車に装着しましょう!
買取店もほとんどのところが社外のドライブレコーダーを外しても文句は言わないはずです。
万が一社外のドライブレコーダーを外すのであれば減額します。と言った買取店があった場合は要注意です。車の価値はほどんど変わらないのに値引きをして会社の利益を取ろうと考えている悪徳です!
不安な方は査定時に査定士にドライブレコーダーの扱いについて聞いてみる事をおすすめします。
まとめ
・ドライブレコーダーはメーカーORディーラー純正であれば査定額UP
・社外ドライブレコーダーは外しても査定額が変わることはない
・高齢者や危険運転が増えてきているのでドライブレコーダーの装着は必須
以上です。
ドラレコをつけると監視されているようで変な感じもしますが、
事故に遭った際に守ってくれるものなので、余裕があれば是非取り付けてほしいです。
査定マンと一緒に安全運転を心がけましょう!!