車買取業界で働く現役中古車査定士の独り言

車を高く売る秘訣をお伝えします

金額をアップさせる裏技:見積もりと概算の活用法

 

車購入時の「見積り」と中古車買取の「見積り」の決定的な違いとは?

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車を購入する際の「見積り」の意味は
この金額で納車しますが、よろしいですか?
という確認の意味だと思います。

 

しかし、あなたが中古車を売却する際に見積もりをお願いします。
いう「見積り」には2つのケースがあるので、要注意です!

 

それが「概算見積り」「見積り」の2つになります。

 

 

中古車買取の「見積もり」「概算」の違いとは?見積りと概算の大きな違い車購入時の「見積り」と中古車買取の「見積り」の決定的な違いとは?

見積もりと概算の違いですが、結論から言うと
・「見積もり」は正確な金額
・「概算」は大体の金額
となります。

 

実際に中古車査定士をしている査定マンが概算、見積もりの使い分けや、
中古車買取り査定で、どんな時に使い分けをすればいいのかをお伝えします。

 

これを見て見積もりと概算の違いを理解して適切なタイミングで使い分けることで高い金額で買い取ってもらえるように上手に進めていきましょう。

 

 

 見積もりってどういうもの?

見積もりというのは中古車査定業界では、
査定の申し込み→査定→査定後見積もり提出
という形で提示される書類になります。

 

見積もりの中には車体価格、税金、リサイクル券、引き取り費用、書類手続き費用のような詳細の金額が記載してあるものになり、この金額でどうですか?
という形で業者が提示する書類になります。

 

覚えておいて頂きたいのは、見積もり=提示額
というものになります。

 

中古車査定後の注意点として、個人の車を買取る場合は見積もりを提出しない業者が多いという点になります。

業者としては電話などで金額を伝える方が楽で手間が掛からないので、口約束で済まそうとする場合が多いです。

見積もりを提出してしまうと書類が残ってしまい都合の悪い時に業者が逃げられなくなってしまい不利になるので電話での口約束をする場合が多い印象です。

 

そのため金額の確約が欲しい場合は必ず、見積書をいただけますか?

とお願いをして書類として保管するのが得策です。

最近では、メールやラインがあるので紙でなくてもPDFやJPEGなどのデータでもらっておけば手間がかからず楽かもしれないですね。

 

ただし、見積を提出した場合でも効力を持たなくなる場合があります。
それは期限です。契約書には発行日付の記載がありますが、業者によって有効日数が変わってきます。

業者名は出しませんが、1週間しか有効ではない見積もりもあれば、1か月有効な優良業者もありますので、いつまで有効ですか?というのは必ず確認を取るようにしましょう。

 

概算はどんなもの?

概算というのは基本的に査定前に提出する簡易的な見積りのことです。
見積もり書は査定後に提出される正確な金額(提示額)ですが、
概算というのは、電話、メール、インターネットから問い合わせをしたときに、
問い合わせをした人の自己申告によって出される金額になります。
場合によっては車検証のコピーを提出して、概算を行う場合もあります。

 

電話、メール、ネットから問い合わせを行った場合よりも車検証を提出して行う概算金額の方が正確な金額提示を受けることが可能です。

 

概算の金額は相場と呼ばれる中古車市場のデータベースから車種、年式、型式、グレード、装備内容、色、車の状態から簡易的に出されるものになりますので、問い合わせた内容が違わなければ、実際に査定をしてもらった時と金額が大きく変わることはないので、査定前の概算を出してもらうのも、高額買取をしてもらうポイントです。

 

概算の時点で安い金額提示をされた場合は、概算の高い業者を選ぶというのも一つの手かもしれません。

 

注意点として概算はあくまで簡易的なものになりますので、業者によっては概算は高く提示をし、査定をした後の見積もりは安く提示をする。というケースもありますので、要注意です。

 

 

見積もりと概算を上手く使う方法とは?

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まず最初に重要なことは車の売却時期をいつにするのか?売却時期の余裕を持つということです。

次回の乗換や、車検の日、引っ越しなどが決まっていて、あまり考える時間がない場合は急いで売却をするしかなくなるため、使い分けることは難しくなってきてしまいます。

 

概算を使って優良買取り業者を選ぶ方法

売却時期が決まったら、業者やディーラーに査定依頼をするのですが、その際に〇月〇日に車の買取をお願いしようと思っている。まずは概算金額を大体でいいので教えてほしい。と3社くらい話をします。

 

おそらく、業者は実際に車を見なければ金額がお付けできません。と言ってくると思います。その会社は無理やり車を買おうとする傾向にあるため問い合わせを辞めてもOKです。

この概算依頼の工程で優良な業者が3社見つけることができます。

 

見積もりを使って金額をアップさせる裏技 その1

上記できちんと概算を伝えてくれた3社を見つけて、そこに査定をお願いしてください。

その際に正直に他社も査定をしてもらっているので、高いところで考えようと思っています。査定が終わったら見積もりをお願いします。と伝えましょう。

 

見積もりを使って金額をアップさせる裏技 その2

3社見積もりが出てきたら、一番低い金額の業者にはお断りを入れましょう。

高い金額をつけてきた2社を最優良業者として、真ん中の金額をつけた業者に1番高い見積もり書を見せてください。

※見積もりがなくても電話で伝えてもいいのですが、信憑性が増すので見積もり書を見せて下さい。

 

真ん中の業者がおそらく一番高い業者よりも上の金額をつけてくれるはずです。

その結果を待ってから、一番金額が上がったところで契約をすれば、普通に中古車買取りをするよりも高い金額で買取りをしてくれるはずなので、ぜひやってみてください。

 

 

 

 

業者が見積もりと概算を使い分けるのはどんな時?

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業者が概算と見積もりを使い分けるのはどういうときか中古車業者で働く査定マンがお答えします。

 

概算での金額提示方法
簡単に言うと欲しい車の場合は高い金額で概算を指します。
逆に安い金額でしか概算を出さない場合は、欲しくない中古車や、変わったお客の場合です。

 

見積もりも同じです。
欲しい車の場合は丁寧に見積もりを作る場合はありますが、特に欲しくない車、人気のない車に関しては見積もりを作成することはあまりありません。

 

簡単に言うとこれだけです。
車の人気、不人気はそうですが、業者も人間なので正直に話をしてくれる方や、気遣いをしてくれる方に対して査定金額を高く提示することは多いです。

 

結局はあなたの人柄が大事。ということですね。